アラサー女の東海岸一人暮らし

ワシントンDCに住む女の考えごと

独り身女へのプレッシャーinアメリカ

 

日本社会に暮らし、日本企業に勤めていると、20代後半を過ぎて結婚をしていない人間に対するプレッシャーがとても強いと感じる。特に、女性でこのプレッシャーを感じたことのない人なんていないんじゃないだろうか。

私個人としては、結婚願望はあるものの、仕事も趣味もとても楽しいので、結婚したいと思える人がいつかいればしたいかな~くらいのスタンスだ。それでも日本にいた頃は、親や会社や社会からの「早く結婚しろプレッシャー(さらに言えば、結婚できないのは人格に問題があるからだという謎の決めつけ)」を浴びすぎて辟易していた。

周りでも「海外に比べて日本はこういったプレッシャーが強いから生きづらい」といったような意見をよく聞いた。海外は個人主義だから個人の決定が尊重されるけれど、日本は集団主義というか集団の構成員に同質性を求めるから皆と同じようにしなければいけなくて、社会から結婚することを押し付けられているというようなもの。

だからアメリカに赴任している間は少しはラクになるのかなと思ったが、しばらく暮らしてみて、別にそんなことはないような気がしてきたので、このエントリで書いてみる。

 

アメリカと日本では、プレッシャーの種類が違う。

まず、「早く結婚しないの?」といった言動(これをマリッジハラスメントと言うらしい。)については、アメリカではたしかに正面きっては行われてないように思う。

最近こんな記事を読んだけど、これは妥当だと思う。

特にリベラルを自称する人が多い都市部では、結婚という形をとらないカップルが多いのもあるし、同性愛者も多いし、不用意に結婚プレッシャーをかけるような言葉は意識的に控えられている印象だ。

 

でも、その代わりにあるのが、パートナーハラスメントラブハラスメントだ。

 

アメリカは個人主義だけど、一方で強固なカップル文化/パートナー文化が存在する。

高校のプロムパーティー(卒業パーティー)にカップルで参加してダンスするというのがすでにそれを表しているが、同僚の家でのホームパーティーや会社のクリスマスパーティーなどでも、基本はパートナーを連れて参加することになっている。仕事終わりや休日に出かけるときも、もちろん(恋愛関係にない)同性の友人と遊ぶこともあるが、だいたいはカップルで出かけるのが基本で、社会の最小構成単位は1人ではなく2人組なのである。

アメリカ人の友達から聞いた話で、印象的なものがある。

「先週友達の結婚式のパーティに出たら、新婦の親戚らしき女性がいたんだけど、その人の夫は海軍で、『彼は今艦に乗ってるから今日は来れない』と言ったの。そうしたら、みんな口々に“Thank you for your service.(兵役お疲れ様です、国のためにありがとう)”ってその奥さんに言いながら握手しだしたの。めっちゃアメリカっぽくない?!」

彼女はアメリカ外に住んでいた期間が長いので、アメリカの文化や習慣を冷静に見ているのだが、このエピソードがめっちゃアメリカっぽいポイントは2つある。

まず1つは、日本では想像できないくらい軍人が尊敬されているということ。”Thank you for your service”というセリフを、至るところでよく耳にする。バーで、電車で、居合わせて話した相手が軍人だとわかると、ほぼ100%このセリフが出てくる。軍人に対するリスペクトは精神的なものだけでなく、博物館の入場料でもスポーツチケットでも大抵のものは軍人向けのディスカウントがある。相手が軍人だとわかると、食事をおごらせてくれという人が普通にいる。野球を見に行けば、1試合に1回は必ず軍人が登場してカメラの前で手を振って、観客が総立ちで拍手を送る。これはすごくアメリカらしい。

そしてもう1つsoアメリカンなのは、女性自身が軍属というわけではないのに、お礼を言われていること。たしかに軍人の夫が国のために働けるのはパートナーである彼女のサポートがあるゆえかもしれないけど、妻まで周りからの感謝の対象になるかというとちょっと違う気がする。しかしアメリカでは、何かの表彰式などで夫婦のどちらかが表彰されるときも、必ず配偶者もしくはパートナーも、一緒に壇上にあがるのだ。私はこういう光景を見るたびに、「受賞したのはカップルのうち片方なのになぜだろう」と奇妙に思っているけれど、大多数のアメリカ人は違和感を抱かない。

 

これについて、興味深い考察を見つけたので、一部を引用する。

jisin.jp

 

”根本的に、人が何かの仕事に打ち込めば打ち込むほど、アメリカ社会はその人物だけでなく、その妻をも含め非常に温かく見つめるというのが、彼らの思考法のポイントです"
"さらに踏み込んだ分析をすれば、「社会で大成功することと素晴らしい結婚とでは、どちらがより大切なのか?と問えば、アメリカ社会は間違いなく、素晴らしい結婚に軍配を上げます。それこそが、「アメリカ社会=個人主義社会=夫婦主義社会」の根底をなす考え方と言える"

 

まさにその通りですごく納得する。とにかく何をするにもパートナーが1セットなのだ。
日本の"結婚してはじめて一人前"とはまた違うけど、パートナーがいないということは社会の構成単位として欠けた状態であるという前提は、アメリカにも強くあると思う。“一人前の人は当然にパートナーがいるものだ”といったような雰囲気。そのため、他の海外ではわからないが少なくともアメリカでは、パートナーハラスメントに近いものが存在する。

 

LOVE至上主義

 また、ラブハラスメントというべきものも存在する。それは、LOVEに対する絶対視があるから。

男も女も老いも若きもLOVEに対する憧れを強く持っていて、LOVEこそが価値の最上位にくるものだと盲目的に信じている。このLOVEって、日本語でいう「愛」とは微妙に違う気がする。愛よりは恋に近くてもっと情熱的な感じで、相手に尽くす要素が含まれているというか。

みんな、人生には常にLOVEが必要だと心の底から信じこんでいる(だから夫婦間でもLOVEがなくなると即離婚するわけで、それが高い離婚率につながっているのだと思うが)。イタリアとかフランスが情熱の国だとかアモーレの国だというのはいろいろなイメージでよく知られているが、アメリカがここまでLOVE重視の国だとは住むまでは全然知らなかった。

だからLOVEを交わすパートナーがいない人は、LOVEを絶対視するアメリカ人からしたらとても可哀想な存在なのだ。嫌味でもマウンティングでもなく、本気でLOVEのない人生なんて有り得ないと思っている。

「結婚しているの?」「パートナーはいるの?」と訊かれて「いない」と答えると、120%「お気の毒に……」という様子を見せられる。私だって愛されることも愛することも素晴らしいとは思うけど、別に常にパートナーがいなくたって人生は楽しいので、余計なお世話だなという感じだ。でもこの問答を繰り返すたびに、だんだん自分のほうがおかしいんじゃないだろうかと思い始めてくる。彼らも悪気がないわけだし、別に気にする必要はないのかもしれない。でも、あまりにみんながみんなこの価値観なので、疲労を感じる。

 

アメリカで「パートナーがいたほうがいい」「LOVEのある人生じゃないと」と言われるたびに、私はいつも反論することにしている。

「そんなこと言ったってアメリカの離婚率は50%超えてるじゃないですか。半分以上の人が失敗しているのに、なぜそれをそんなに薦めるの?」

 アメリカの離婚率は統計にもよるけどどれも50%を超えている(日本は33%くらい)。半分以上の結婚は失敗に終わっているということだ。離婚件数が日本に比べて多いからか、離婚自体が結構カジュアルな存在だ。会話の中でも「前の奥さんとの子供がこの前誕生日で~」とか「今日はstepmother/stepfatherと会う」とかよく聞く。

個人的には、「そんなに結婚に失敗するカップルが多いのであれば、パートナー選びには慎重にならないと」というような考え方になるのでは?と思うのだが、これが日本人とアメリカ人のメンタリティの差で、アメリカでは「半分以上の人が失敗しているんだから、自分が失敗してもなんとかなるってことだ。とりあえず結婚してみよう」という考える人が多いようだ。

 

ちなみに私の反論に対しても、だいたいこう返ってくる。

「LOVEがなくなったらまた新しいLOVEを探せばよい」

そうだった……。アメリカ人は個人主義かつ夫婦主義であるとともに、超絶楽観的なんだった……と思わされる。

 

日常生活の生きづらさ

他人から日々受けるパートナーハラスメント、ラブハラスメント以外にも、日常生活において、独りで居づらさを感じる場面は多い。

レストランに入るとき、入口で人数を聞かれて「One」と言うと、「Pardon?」と聞き返される。たいして高級なレストランでなくても、だ。一人で食事をしている人(特に女性)などほとんど見かけない。食事の量がめちゃくちゃ多いので一人では食べきれないというのもあるのかもしれないが……。

映画やコンサートを見に行っても、一人で来ている客はいない(以前記事に書きました→http://dcdemorouhi.hatenablog.com/entry/2017/03/02/103945)。
ホテルもツインベッドの部屋が極端に少ないのは、同じベッドで寝る間柄での旅行が主流であることの証拠だろう。まあ一つのベッドに同衾できない人間とは部屋も別にする、というのが欧米ホテルの基本的な考え方というのもあると思うけれど。
スポーツのチケットも1枚だけで買うと高くて、2枚以上の購入だと席1席あたりの値段が下がる。
皿だってクッションだって、偶数セットでばかり売っている。

そして、治安の問題もある。

住んでいる場所によっても違うだろうけれど、総じて治安はよくない。日没以降に女が一人で行動するのは危険だ。会社が終わって駅に向かって歩いているだけであやしい人にしつこく言い寄られたり、物乞いにしつこく金銭を要求されたりする。私の働くワシントンDCにはダウンタウンのど真ん中にスポーツスタジアムがあって、アイスホッケーとバスケの試合を頻繁にやっている。でもその周囲は夕方以降かなり治安が悪くて、女1人での観戦はかなり危ない。女2人だとしてもかなり怖いと思う。そういうときに、「ああ一緒に歩いてくれる男性がいたら」と心から思ってしまう。

「怖くて首都のど真ん中のスポーツチームを応援しに行くことができない」というのは、日本からきた当初、結構衝撃なことだった。東京ドームにジャイアンツの試合見に行くことを、治安のせいで躊躇するってことだ。そんな治安状態の中で住んでいると、安心して日々を過ごすためには彼氏が必要だ、という考えになってくる。

日本の、特に東京が、治安もよいし独り身に優しすぎる地域なのもあるのだろう。女1人でレストランに行こうが映画を見ようがスポーツ観戦に行こうがバーで飲んでようが、誰も気にしないし、何の不安もなく行動することができる。そういう場所でしか暮らしたことのない私にとっては、アメリカもかなり生きづらいのだ。

別にアメリカの文化を否定するわけではない。素晴らしい点もたくさんある。ただ、海外が日本に比べて生きやすいかというと別にそんなことはなくて、きっとどこに住もうが隣の芝は青いのでは、ということが言いたかったのでした。

 

なお、アメリカでもミレニアル世代は結婚しなくなってきている、という分析がある。

toyokeizai.net

経済的な理由とか、同棲でもOKだとかもあるけれど、やっぱりある意味でパートナーさえいれば、社会から変に心配されないので済むので、必ずしも結婚という形を取らなくてよい、というのも理由にあるのだろうなと思う。

 

※ちなみにLOVEが必要云々に対して「とうらぶ(刀剣乱舞)があるのでラブは間に合ってます」と言っていたら、一部のオタクアメリカ人には大ウケした。

カレッジに通ってみた

アメリカには研究ビザで来ていて、日々研究機関的なところで働いているのですが、今まで留学をしたことないので折角なら学校にも行きたいと思って、いま英語を学ぶために平日夜に週2回にカレッジに通っている。大学を卒業したのが5年前なので、久しぶりの学生生活。


住んでいる所のすぐそばにはいわゆるアメリカの名門大学(University)がいくつもあって、短期のコースや社会人向けの土日や平日夜コースもあるのですが、めちゃくちゃに学費が高い。オープンに募集しているけども、その大学に通う海外からの学生が本コースが始まる前に通うというのが主目的みたい。
なので、自分の住んでいる郡(County)が運営しているコミュニティカレッジに通うことにした。

コミュニティカレッジは日本に相当するものがないので、説明が難しいのだが、「毎日留学ナビ」によるとこういうところ。
http://ryugaku.myedu.jp/program/community.html
"地域住民のための教育機会提供の場として設立された高等教育機関。最近では、海外からの留学生にも門戸を拡大する大学が増え、地域住民に留まらず、留学生受け入れのための環境整備やプロモーションに積極的なカレッジが目立ってきています。一般的には修学期間が2年で学位及び学術称号が授与されます。"

 

大学と専門学校の間という感じなのかな。でもビジネス系科目、芸術系、人文系、体育、コンピュータサイエンスなどありとあらゆる種類の授業が揃ってて、キャンパスの設備も本格的。
なんといっても、カレッジの魅力は授業料の安さ。折角地域の税金も納めているのだから利用しない手はないと思い、図書館に置いてあったチラシで情報収集。英語のクラスは、リーディングライティングに特化したものや、発音矯正のクラスなど色々ある。開講時間も平日夜のコースや平日昼のコース、土日だけのコースなど様々。受講するためにはクラス分けのテストを受ける必要があり、その結果通知兼スピーキング力をチェックされる面談があるとのこと。

テストは平日昼間しかやっておらず、会社を休んで受けに行く。2時間かけて英検2~3級くらいの問題を解く。中身は文法とリーディング。隣に座った若い男の子がめっちゃ私の回答をのぞき込んでカンニングしてくるので笑ってしまった。異性からこんなに熱心に見つめられるのが久しぶりなもので。。。

面接は翌日(これまた平日の昼間)。真面目な英語の勉強なんてしばらくしていないが、日本の受験英語教育のおかげかほぼ満点であったため、アドバイザーの面接官から「あなたのレベルは外国人としては最高クラス。これなら別に英語のクラスじゃなくて学びたい科目があればそっちでもいいんじゃない」と言われる。単純にうれしい。でも英語でない科目の多くは平日日中で時間的に厳しそうなのであきらめる。「あなたのレベルで平日夜やっている英語のクラスはこの2つね」と言われる。リーディングとライティングに特化したクラス、もしくはディスカッションに特化したクラスだそうだ。日々アメリカで研究機関で働いていて、リーディングに難を感じることはないのだが、ライティングとスピーキングには強い苦手意識がある(多くの日本人は同じだろう。)ライティングも見てもらいたいけどスピーキングも改善したい、と自分の苦手意識を伝えたところ、とにかくたくさんしゃべる機会を作ったほうがいいから、とディスカッションのクラスを進められた。ライティングについては、必ずしも授業でやらなくても、書いたものを教師に提出すれば見てくれるだろうし、とのこと。なるほど。


納得して受講手続きを済ませた。一点、意外だったのは、カウンティ住民は住民価格で受講できるとのことなのに、私の持っているビザの種類では、その住民価格割引が受けられないとのこと。225ドルの追加を余儀なくされる。財布に痛い。
それでも週2回に2時間半を16週、つまり40時間の授業が、コース費用425ドル+住民外価格225ドルで受けられる。1時間あたり16.25ドルと思えば安いもんです。


ディスカッションのクラスは約15人。人種は、メキシコ、イタリア、フランス、ロシア、ブラジル、スペイン、インド、韓国、台湾など多岐にわたっている。女性のほうがやや多いかな。年齢も様々。最年少はおそらく私(28歳)。最年長はフランスからきている黒人のおばちゃん。45歳でコンサルをしているが、娘も同じカレッジに通っているそうだ。親子で同じ大学に通うなんて、なんてすばらしいのだろうか!!!一番仲良くしているのはブラジルで歯医者として働いていたけど、夫が2年間アメリカに転勤になったから子供を連れてついてきたという女性。育児だけじゃつまらないので、アメリカでも歯医者の資格を取れないか勉強中だそうだ。他にもスペイン空軍でパイロットをしていたというおじさんもいれば、医療系の研究機関で働いているイタリア出身の男女はカップルで授業に参加している。

 

ディスカッションの授業だけあって、授業中どんどん意見を求められる。みんなめっちゃ喋りたがりだ。次のテーマにうつっても、「さっきの議論についてだけど、やっぱり自分は~」と何度も議論が戻ってくる。
自分含めて日本人はやっぱりシャイというか、自分の考えがまとまるまでは発言しない癖があるように思うが、一瞬でも躊躇していると発言できないまま進んでいく。せっかく金を払ってるんだから喋らせろ!と思い必死に喋る。意見を考えながらなんとか割り込まれないように言葉を続けないといけないので頭は常時フル回転で、2時間半の授業後はめちゃくちゃに疲れる。車で30分の距離なので、帰りの運転は夜も遅いし、自分も疲れ切っているしでちょっと怖い。(ので帰宅すると化粧を落とす気力もなく床で寝てしまう…)

 

これまでの授業で一番自分が活躍できたと思うのは、same-sex school(女子校や男子校)が生徒の性格にどのような影響を与えるかというトピックについて皆で議論したときだ。私は小学校から高校まで12年間女子校だったので、その経験と自分が思う良い点悪い点を語ったらみんな興味津々で質問してきて、とても面白かった(そしてすごく疲れた)。みなそれぞれ自国の習慣などを話してくれるので、英語の勉強というより色々な文化を知ることができて、とても面白い。新しいことを学ぶのはとてもエキサイティングなことだと改めて思わされる。

 

あと各国の訛りが出るのもとっても興味深い。フランス出身の人は、英語の発音をするときにしばしばHが抜ける。OSを説明するときにオペレーショナルと言おうとしているが、私には「オプラ~(↑)シオナル」と聞こえる。ロシア出身の人はAとOの発音が混ざっている。私の英語は抑揚がなくて、Rの発音がへたくそらしい。

 

日中働いている研究機関は、こう言っちゃなんだがかなりハイソサエティなところで、雑談の話題レベルも英語のレベルも高いので、とても勉強にはなっている。でも、夜に通っているこの学校のほうが、人間が必死に勉強して生きていく力をつけていこうとする活力を感じられるので、私にとってはとても大事な場所になりつつある。
ブラジル人のクラスメイトのノートは子供のよだれで毎回カピカピになっているし、教科書には子供にされた落書きが踊っている。でも毎週宿題をきちんとやってきているし、授業終了後は子供の寝かしつけのために急いで帰っていく。夜間だけとはいえ、子供を育てながら学校に通うのはとても大変だろう。それを思うと家族のいない私が、勉強する時間がないというのはただの甘えだと思わされる。彼女は子供がいるからか、各国の子供関係の施策について詳しく、いつも鋭い意見を述べている。私が普段リーチしない領域なので、とっても勉強になる。

 

私の大学時代、周囲には同年代の学生しかいなかったので、社会に出てからまた学びなおすというイメージがあまり湧かなかった。でも一度社会にでた今のほうが学ぶことの有難さや尊さを強く感じる気がする。アメリカでできた友人たちにも、社会に出て何年、何十年と経ってからみ大学院などで学びなおしている人がたくさんいる。自分が将来なにかをまた学びたくなったときに学べる環境があるということは、素晴らしい希望だと思った。カレッジのキャンパスには、平日の夜でもたくさんの車が泊まっている。たくさんの人間がこんな夜まで勉学に励んでいるのだと思うと、背筋が伸びる気持ちだ。

 

学ぶことは若い人だけの特権じゃない。何歳になっても学び続けられる社会、それを受け入れる社会であってほしいです。

 

チャールストン1泊旅行記

アメリカの旅行雑誌の読者投票による観光地ランキングで、2年連続京都が1位だったところ去年はサウスカロライナ州チャールストンが1位になったとのこと。ミーハーなので是非とも行ってみたかったので親が遊びに来たついでに1泊してきた。

 

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こんな街並み。

 

 

大西洋に面していて巨大な港があり南北戦争以前に交易でとても栄えた南部の代表的な都市だそうだ。また、南北戦争が始まったまさにその場所でもある。最初にUnionから離脱したのもサウスカロライナだしね。(というのを大学受験ぶりに思い出した)

DCからは飛行機で1時間45分くらいなのであっという間。友人が先週DCから車で行ったところ片道9時間だったとのこと。アメリカ人にとってはそれくらい普通の感覚らしいのでまったくこの国の広大さにはただただ恐れ入ります。

 

1日目 市内観光、サムター要塞上陸
2日目 プランテーション見学(ブーンホールプランテーション)、市内観光

 

DCのレーガンナショナル空港から行きはアメリカンエアライン。帰りはジェットブルーエアラインで移動。


チャールストン空港は小さめの可愛い空港。敷地内に米軍の飛行機が並んでいるので、Uberの運転手に聞いてみたところ、元は米空軍の基地で、その一部を民間に貸し出してるということだそう。日本の茨城にある百里空港/百里基地みたいな感じだろうか。
空港の隣にBoeingの巨大な工場がある。組立工場なのか整備の工場なのかわかんないけども敷地がめちゃくちゃに広く、建物もとんでもなく大きい。整備待ちなのか、敷地内には色々な航空会社の飛行機が並んでいる。ぼんやり見てたら見慣れた鶴マークが目に入った。JALの機体もあるのね!DCにはANAしか運行してないので久しぶりに見るJALマークにテンションがあがる。

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 看板に隠れてるけどJALマークがある。

 

空港からダウンタウンは車で20分くらい。あっという間についた。小さい町なのでレンタカーを借りず徒歩とUberでまわる。
ホテルはダウンタウンからほんの少し外れ気味のHoliday Innに取った。安かったから決めたけど、ちょっと歩くからもうちょっと内側でもよかったかな。

 

チャールストンは形がニューヨークに似ている。半島が細長く海に張り出していて、道は碁盤の目のようになっている。半島の先にはこれまたニューヨークと同じくバッテリーパークという公園がある。バッテリーというのは戦争において迎え撃つ拠点になるようなところを言うらしい。

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栄えているのは半島を縦に走るKing street、その隣のMeeting Street、港沿いのeast bay street。
歩いても回れるし、自転車バージョンの人力車や、馬車もあり、ダッシュトロリーという名前の無料のバスも走っているので、ダウンタウンは車がなくても充分楽しめると思う。

東海岸はとにかく南北戦争関連の史跡が多い。アメリカに来る前までは、南北戦争にそこまで興味がなかったけども、車ですぐのところにゲティスバーグやらマナサス(マナサスの戦いの)やリンカーンの生家があるので嫌でも興味を持つようになった。

 

初日に行ったサムター要塞は、まさに南北戦争の開戦となった最初の砲弾を撃ち込んだ大砲のある場所。チャールストンから船で30分ほど行った小島だ。軍艦島とかをイメージしてたけどそれよりだいぶ小さい。大西洋の要所にあるから重要な拠点だったのね。今はナショナルパーク管轄になっている。

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ダウンタウンからほど近いリバティパークという公園から、要塞まで船で移動して上陸するツアーがでているのでそれに参加した。天気がよいので船の旅が楽しい。30分船に揺られて、1時間散策の時間があり、また30分かけて帰ってきた。

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レンジャーの人が当時の大砲の使い方とかを説明してくれる。正確性は低いけど砲弾1.5マイルは飛んだらしい。

 

南北戦争当時掲げられていたという国旗。の一部分。古いものだから展示して光にあたる劣化を防ぐため、毎日少しずつ展示する場所をずらしているとのこと。f:id:dcdemorouhi:20170615143237j:image

 

ダウンダウンに戻って街をぶらぶら。キングストリートは色んなお店が立ち並んでいてみて回るのがとても楽しい。

 

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港町には必ずある建物、税関。

 

 

夕食は、知り合いが勧めていたオイスターのお店に!ここは4時から7時のハッピーアワーで牡蠣が安くなっている。

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のでがんがん頼んだ。前から南部料理が好きだけどやっぱり安くて美味しくて最高。
南北料理で特に有名なのはエビのグリッツ(Shrimp and grits)とガンボスープ。私は常々アメリカの料理には旨味という概念がないのではと残念に思ってるけれど南部料理は旨味がある!!

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エビのグリッツ。おいしい。

 

食事が終わった8時もまだ明るいので腹ごなしに散歩。チャールストンで一番有名なのがこのRainbow Row。

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それぞれ別の色でカラーリングされた綺麗な建物が7つ並んでいる。インスタ映えしそうな感じ。

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このあたりは南部様式に建てられた住宅がたくさんあって家の門構えとかもとっても凝っていてぶらぶら見るのが楽しい。
逆に言うと街並みを楽しく思えない人(我が父とか)にとってはつまんない観光地かもしれない…特に目立った何かがあるわけではないので。

 

 

次の日はブーンホールプランテーションへ。南北戦争以前、サウスカロライナは綿花のプランテーションでとても栄えていた。アフリカからたくさんの奴隷を連れてきて過酷な環境で働かせていたそうだ。
プランテーションの跡地はいくつもあるけれどここは特に大きくて、風と共に去りぬの映画の撮影にも使われたということで選んでみた。
ダウンタウンからはUberで30分程度。屋敷の正面まで木の垂れ下がる道をまっすぐ進む。

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敷地内には当時のプランテーション所有者の屋敷や、奴隷が住んでいた小屋があり当時の様子がわかるようになっている。広大。敷地内の主要な箇所をまわるコーチツアーに参加したけど、とにかく広かった…

馬車みたいのに乗って走る。敷地内の沼にはワニが住んでるらしくこの時は見えなかったけどジャングルクルーズのようだ。

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チャールストン自体は南部ということもあり黒人がそれなりにいたけれどプランテーションでは1人も見かけなかった。やはり過去に自分の先祖たちが酷い扱いを受けた場所には足が向かないということだろうか。
でも奴隷の歴史とかの説明にはたくさんの白人の人が熱心に聞いていたよ。

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当時の奴隷が住まされていた小屋群。

 

馬もいた。暑くて寝てた。

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昼過ぎにまたダウンタウンに戻る。ランチのおすすめをUberのお姉さんに聞くと牡蠣が美味しいとこがあるわよというのでそこにした。その名もNoisy Oyster.

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窓が全開で気持ちがいい!また、昨日に引き続きめちゃくちゃな量のオイスターを食べてしまった。追いスター…。

 

その後はダウンタウンのマーケットをぶらぶら。historic city marketというだけあって昔からからずっと市場として使われていた場所。おみやげやさんから服屋さんから食べ物から色々あって見るのが楽しい。

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そんなうちに夕方になったので、ホテルに荷物を取りに戻り家に帰りましたとさ。

 

1泊旅行としては、時差も変わらないしハードすぎず適度にリフレッシュできるので良い旅行先だと思う。アメリカは建国からの歴史があまり長くない分、歴史的な都市や建物を求める気持ちがとても強いと思うので、歴史的な街並みに触れられる場所は人気が高いのだろう、まぁ京都に勝ってるかと言われると個人的には疑問だけども…笑


あらためて考えると世界の主要都市からの遠さや言語の壁というハンデを越えて1位になってた京都はすごいね。

 

購買欲を半端なく刺激してくる国、アメリカ

 アメリカは個人消費GDPの70%を占める。勿論世界一の割合だ。

日本も60%程度で、中国に次いで第3位とかなのでそんなにひけをとってはいないのだろうが、やっぱりアメリカに住んでいると、肌感覚でアメリカ人の消費熱はすごいと感じる。
 
それには色々な要素があると思うけど、小売業界が、人々の購買欲をうまいこと刺激して人に金を使わせるのがうまい、というのもあると思う。
(個人的には、アメリカ人が貯蓄をあまりしない、ということも大きな要素だと思いますが、この話はまた今度したい)
 
特にファッション業界。
私も、日本にいるときから買い物大好きで、百貨店やら駅ビルやらで洋服、バッグ、アクセサリーなどを相当買い漁っており、同世代と比較するとかなりファッションに金をつぎこんできたが、このアメリカのファッション業界の金を使わせる戦略にもまんまと嵌ってしまっている。
なおアメリカで好きなブランドはTory BurchとHenri BendelとKate SpadeとRalph Laurenです。カラフル大好き!日本よりずっと安く買えるし!っていま思うと全部ニューヨークブランドですな。
 
人に金を使わせるのがうまいなあと思う理由を分解してみると、以下のような感じになると思う。
 
1.しょっちゅうセールをやっている
2.いつも何らかのプロモーションをやっている
3.すごい量のメールがくる
4.タイムセールがやってる
5.キャッシュバックサイトが充実
6.返品できる
7.外税表記
 
 
1.しょっちゅうセールをやっている
日本ではセールは基本的には、夏と冬の2回。百貨店ごとに後ろ倒しをしたりと色々施策はしているし、ルミネの10%オフは年に4回くらいやっているので、すべてが年2回というわけでもないとは思うけど、大きなセールは基本年2回かと思われる。
アメリカでは、最低でも
1月ニューイヤーズセール、
3月イースターセール
7月インディペンデンスデーセール、
11月サンクスギビングデーセール、
と5回セールがある。
特に有名なのはブラックフライデーを含むサンクスギビングセールですかね。日本でもよくニュースになっているけれど、割引率が半端じゃなくて、売り場は戦場になるらしいですね、まだ経験していないので楽しみ。
セールで安くなっていると、購買欲が刺激されるのは人間の(女性の?)本能みたいなものなので、セールがあればあるほど買ってしまうのはしょうがないですよね。
 
あとはジャンルごとにこの月が安いとかあるみたい。
 
2.いつも何らかのプロモーションをやっている
一番多いのは、"Buy One, Get One"で1つの値段で2つ買えるというもの。これが子供服とかになるとBuy 5, Get 5などになる。5着の金額で10着買えるのはありがたいけど、服をそんな一気に10着も買うだろうかという気がしてしまうが、アメリカのスケールだと普通のことみたい。
あとは、”$200以上買うと10%オフ、$250以上買うと20%オフ、$300以上買うと25%オフ”みたいに買えば買うほど割引率がよくなるもの。
これはセールの時期に関係なく、どこでもいつもやってる。
日本でも最近アウトレット店舗とかでこの手のプロモーションが増えていると思う。でもブランドの本店ではあまり見かけないよね。
ほかにも、”〇〇$以上買うとこの商品が通常の半額で買える”とかもありますね。個人的にこれが曲者…。
フロリダのディズニーワールド行ったときも、「$100以上買うと、このグッズを$20で買えます!」というプロモーションをやっていてまんまとひっかってしまった。そのグッズは単品では発売していなくて、それだけでちょっとレア度が高いような気がしてね…しかも$20というのがまたグッズの価値を考えると割と安めの金額でだね…最初買おうとしていたものが$100いかなかったのに、追加で買って$100にして、欲しいと当初は思ってなかったそのグッズを買ってしまったという。私みたいなチョロい客が消費に貢献しているんだよ!
 
3.すごい量のメールがくる
ブランドのオンラインショップに行くと、メンバー登録すると初回のショッピングは15%オフ、などとなっているので、思わず割引目当てにメールアドレスを登録してしまう。すると、翌日からすごい量のメールがくる。新商品発売のお知らせ、セールのお知らせ、店舗開設のお知らせ、とにかくあの手この手でサイトに誘導してくる。日本でも勿論こういったマーケティングはあるだろうが、グイグイくる感じが半端じゃない。ウザさも半端でないが。笑
参考までに、私のメールの受信ボックスはこんな感じだ。(あまりにもメールの数が増えたので、ショッピング専用のアドレスを作っている)
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タイトルもまた、購買欲を煽るのがうまくて困る困る…
 
4.タイムセールがやってる
オンラインサイトで「いまから1時間の間だけ15%オフです」みたいなタイムセールを時々やる。画面上には、[残り時間47:23]みたいな感じで、一秒刻みにカウントダウンしていくもんだから、心理的に追い立てられるように買ってしまいそうになる。
Kate Spadeなども「定価$239のバッグが今日に限りこのバッグが$159です」とかいう広告をFacebookに載せてくるもんだから、えっ安!と思って思わずクリックしてしまう。
 
こんなにしょっちゅうセールをやっていると、安く買えるイメージがついて、定価で買う人なんていなくなるんじゃないかと思うんだけど、そこはどういう戦略なんだろうか、気になる。
 
5.キャッシュバックサイトが充実
日本でもポイントサイトというのか、オンラインでした買い物に対してポイントがつくというサイトがあるが(ハピタスとかですかね、私は利用していないので詳しくないが)、アメリカでは買い物した金額に対してその何%かを、文字通りキャッシュでそのままバックしてくれるサイトがいくつもある。
私がよく使っているのは、
Ebates
TopCashback
の2つ。
上記リンクから登録して買い物をすると私にも紹介費としてキャッシュバックが入るので、もし登録しようとしている人はぜひ上のリンクからよろしくお願いします。あやしい勧誘みたいですが、あやしくないです。というと余計にあやしいな…笑
 
どちらも、このサイトに登録して、このサイトを踏んだあとにそのブラウザで各ブランドショップで買い物をするだけで、買い物した金額の何%かが自動でキャッシュバックされる。キャッシュバック率は日々変動する。受け取り方は小切手郵送かペイパルへの入金なので、とても便利。
Amazonもカテゴリによってはキャッシュバックされるし、私の大好きなTory Burchやら、化粧品をいつも買っているSEPHOLAに、L'occitaneやThe Body Shopとかも常にキャッシュバックされるので、まだ数か月しか使ってないけどebatesだけで既に30ドル近くバックを受けてます。あとExpediaも対象なので、旅行にいくとどかんと入る。
 
こういうキャッシュバックが受けれるとなると、セールに加えてお得な気がするので、しょっちゅう「今日はキャッシュバック率が高くなってるショップあるかな~」などと見てしまう。そして買い物をしてしまう。嗚呼チョロい消費者であることよ・・・・よくできているよほんと。
 
 
6.返品できる
返品しやすい、というのも、財布の紐がゆるみやすい理由のひとつではなかろうか。ご存知のとおり、アメリカは本当に返品天国で、店舗で買おうがオンラインで買おうが、返品が容易だ。お店の返品コーナーにはいつも人がいる。セールやクリスマスの後などはすごい人だろうな。
また、返品の理由がすごい。買ったはいいけど気に入らなかったから、が返品の理由として成立する。
日本だと購入何日以内とか、新品と同等じゃないとだめとか、色々と限定があるし、返品理由もサイズがあわなかったとか、そういったことがほとんどだけど、アメリカでは、どんなにボロくなってようが、理由がどんなに利己的なものだろうが、原則返品できることになっている。早い話が、「しばらく使ったけどもう飽きたから店に返す」ということができる。
逆にいうと物を買うときは、誰かが一度買って返品したもので傷がついているかもしれないのでチェックが必要だけど。
先日大好きなTory Burch(しつこい)のオンラインショップで靴を買った時も、送られてきた商品の中に返品用の配送ラベルが入っていた。それだけ返品前提ということなんだろう。
 
この返品にかかる費用をだれが負担しているのか、詳しくは知らない。少なくとも売るときに最初からかなりの確率の返品を見込んでいるのだろう。
ちょっと古いけど、この記事によると流通業者のようだけれども。今もそうなんだろうか?
 
気に入らなかったら後で返品してよいですよ、というボトムラインがあるからこそ、とりあえず買ってみるかの精神で大量に購買する、ということができているわけで、アメリカの個人の大量消費は、この考えに支えられているのだと思う。そう思うと、そういう背景がないのに6割も個人消費をしている日本はもう少し褒められてもよいのでは?
 
7.外税表記
アメリカにおいて、日本の消費税に一番近いのはSales taxかと思われる。これは州ごとに違う。オレゴン州はSales tax が0%だけど、一番高いテネシー州では9.46%。基本的には都市部のほうが高い。で、基本的に州内での取引(州内の実店舗で買う、オンラインの場合は州内に店舗があれば州内取引とみなされる)に課税される。間違ってたらすみません。
つまり、買い手がどこの州にいるかによって、かかる税金が違う。なのでオンラインショッピングだと最後の画面で請求先の住所を入力するまで、消費税がわからない。したがって商品一覧のようなページに書いてある値段は基本的に税金別の値段だ。
これは完全に慣れの問題だと思うのだけど、日本の内税表記(+多くの送料無料サービス)に慣れた身としては、どうしてもその値段ぽっきりで買えてしまうような気がして、「おー$129.99かー。$130切るならなんかお得だな、買っちゃうか」などと思うのだが、送料が予想以上にかかったり、システムプロセスフィーとかいう謎の金額が数ドル追加されたりして、最後の決済画面でなんだかんだ$148くらいになっており、「あれ?意外と多くない?」などと思うことが多い。しかし決済画面まで来てるし、今更引き返す気にもならなくて結局買ってしまう。。
まあこれは内税表記の国の人にとってパッと見安そうに見えるので、より購買意欲が刺激されるというだけのことですが。
  
とにもかくにも、アメリカはあの手この手で購買欲を煽ってくるので、危険!!!
あと個人的には、当たり前のことだけど米国ブランドは日本よりかなり安く買えるので、それだけで財布の紐がゆるんでしまう。。。Coachなんて日本でもアウトレットで安売りしている代表格になっているが、この前こちらのアウトレットにいったら今春の新商品が4月初旬の時点で80%オフくらいになっており思わず買ってしまった。日本じゃこんなに安く買えないと思うと、それだけで欲しくなってきてしまう。
 
最近よくニュースで、郊外のモールが売れず、潰れて廃墟になってる(なのでそこに出店してるスターバックスも閉店)みたいな報道がされている。
でも最近は、ファッション小売企業自身がオンライン寄りの施策をしており、店舗に行くよりオンラインで買ったほうがどう考えても安い(送料を差し引いても)ので、そりゃそうだろうなと思う。
 
と、まあこんな記事をつらつら書いていたら、CoachがKate Spadeを買収するとの報道。
その報道のなかで、今後はonline flash salesを抑制する、と言っているのでタイムセールは少なくなっていくかもね。
 
”In tune with Coach's turnaround strategy, which includes limiting discounts and distribution to regain its brand cachet, the company will cut back Kate Spade's sales to department stores and curb online flash sales while expanding the brand's presence in Asia and Europe.”
 
買い物をしているときに、欲しくて悩んでいると、よく店員さんが”This is very tempting, right?”と言ってくる。tempt=誘惑する、という意味だけど、こんなしっくりくる形容詞もそうない。日々、temptedされて困っているよほんと…。

アメリカのホームレスについて

※いつも以上にとりとめのない文章になってしまった。

 

アメリカにきて驚いたのはホームレスの多さ。何回か観光でアメリカにはきたことがあってその度にもホームレスは見かけていたけど、住んで毎日同じ場所に通うとまた見えてくるものがある。

先に私のスタンスを書いておく。帰る家を持たない、特に冬には寒さの厳しくなるDCの地で家がないということは本当に辛いことだと思う。(どれだけ足りてるかはわからないがホームレス向けのシェルターは街中にあるけれど。そこでは食料を配っておりベッドもある。)
その一方で、アメリカのホームレスはビジネスホームレス(やむぬやまれずホームレスをしているのではなく仕事としてホームレスをしている)も多いと聞くし、その生活から抜け出すために努力をしたのかどうか、本当のところがわからない。日々見かけるホームレスの中でも、クスリの匂いがする人も多いし煙草を吸ってる人も多い。なので、私は基本的には直接お金を渡すことはしない。職場を通じてホームレス支援団体に寄付ができるのでそちらには時々している。

 

ホームレスにはいくつかカテゴリがある。受動型と積極型だ。受動型はたぶん日本で見かけるホームレスの姿に近い。道端に座っている。お金をほしい理由を書いた紙を近くに置いたり掲げたりしている。中年男性が多いけれど、女性もいるし、子連れの女性もいる。あとは動物を連れている人も多い。子供を連れていると本当に心が痛む。

 

積極型にはいくつかパターンがある。
1.声をかけてくる
2.サービス提供型
3.物品提供型

 

1.路上で声をかけてくる
これが一番多い。毎日の通勤と退勤で平均して5人くらいは見る。いつも同じところにいる人もいる。ファーストフードの紙コップの中にもらった小銭をいれて、それを振ってジャラジャラ音をさせている。道や電車の中でよく見かける。
声のかけかたは人ぞれ。直接的にお金をくれ、という人もいれば、I love youとかGod will save youとかI believe you are a nice man.とか色々。無視する人が多いが5%〜10%くらいの確率で数ドルをあげている人を見かける。
あと車社会のアメリカならではだと思うが、信号待ちの車に向けてお金を求める人もよく見かける。交通量の多い道路で、車線の間に芝生の緩衝帯があるようなところなど。無視して見ないようにしていたら、一度窓を叩かれたことがあって怖かった。治安が悪い地域では車にすがりつくようにして求めてくる人が多いから車のロックは絶対に必須。

DC中心部から車で1時間くらいのボルチモアはとても治安が悪くて有名だけどそこではホームレスが車椅子で横から体当たりをしてきたと聞いたことがある。

 

2. サービス提供型
頼んでもないのにドアをあけるのが典型例。cvs(日本でいうコンビニ)やファーストフード店の前に立っており、入ろうとすると、ドアをあけてくれる。開けてもらった以上は対価としてお金を払わなければいけない気がして、私はこれがとても嫌い。通勤経路にクリスピークリームがあるので、ひとつ買って帰ろうかななどとよく思うが、かなりの割合でドアの前にホームレスがいるので、買うのを諦めることが多い。別にあけてもらったとしても払わないというスタンスを取ればよいのであろうが。
他には音楽を演奏したり歌を歌ったりする人もいる。あんまりうまくないことが多い。

 

3.物品提供型
飴やティッシュなどを配りそれと引きかえに金銭を要求する。身ぎれいな格好で日本のティッシュ配りのような感じで配っているので思わず受け取ってしまいそうになる。あとは電車がすいている時間に、電車のなかでポケットティッシュを乗客の横に置いていったりする。配りながら窮状を訴えたり、お金が欲しい理由が書いてある紙を一緒に配ったりしている。置いたティッシュを乗客が取らないと数分後回収にきて、次の駅で隣の車両にうつっていく。なぜだかこのパターンは子供が多い。でもその子の容貌を見ると、髪は染めてるし、アクセサリーがじゃらじゃついてるし、おしゃれなレギンス履いてたりして、とてもお金に困っているようには見えないんだよね…お金に困っている人はおしゃれすべきじゃないと言うつもりはないけども。

 

アメリカのホームレスはビジネスホームレスが多いと聞く。
車できて、一日その場に立って、車で家に帰るというひともいるらしい。(それはもうホーム"レス"ではないが) 目にするホームレスのうち、どの程度が本当に困っているホームレスなのか、その割合はわからない。

 

知人のアメリカ人の意見だと、シェルターに行けば食べ物がもらえて生きていけるんだから、路上で人にお金を乞うのは甘えだという。どうせその金をドラッグか煙草を買うお金にするつもりだろうと。

 

確かにアメリカはホームレスへの援助が日本よりは手厚いと思う。勤務先でも寄付を求める連絡が時々くるし、支援ボランティアの募集もさかん。住んでるマンションにも寄付トラックみたいのがやってきて、いらないものや缶詰を集めていく。それらが必要な人に行き渡っているのかはわからないが。

あと、アメリカは寄付や人に物を施すというのが一番尊敬される行動だ。仕事で財を成した人がどかんと何かに寄付をするのが最も賞賛される人生。ノブレスオブリージュに近いのかも。そういった文化背景があるので寄付がさかんだし、ミクロな範囲で路上にいるホームレスに対してお金をあげるひとも日本に比べれば信じられないくらい多い。そこを逆手に取って最初から人に乞うこと前提な人も多いんじゃないかとも思う。

 

先日ファーストフードに入って窓から1時間くらいホームレスを見ていた。数十分に1回は数ドル渡す人がいる。合計すれば少なくとも1日50ドルくらいにはなると思う。働かなくても道端に座っているだけでそれだけ稼げるのであれば、そういう生き方を選択する人も出てくるだろう。税金も払わなくて済むし。

実際にホームレスに混じった経験をされた方のブログがあった。この行動力。すごい。
https://blogs.yahoo.co.jp/kenjicpa/1627428.html

 

この方の所感にあるように、アメリカのホームレスは甘やかされてるんじゃないかと思うことがある。ホームレスに限らずだけど、アメリカには好きなだけ食べてその結果太ったら歩けないからって電動カートで移動する人も多い。(電動カート補助金を出してる州もあるという) そうならないために運動するとか、またはその暮らしから抜け出すために努力したんだろうか、と疑問を持ってしまうようなことも多い。
ホームレスの中には病気で働けなくなった人もいるかもしれないけども、外からはわからない。全体としてはすごく甘えているように見える。空き缶を集めたりして一応勤労している日本のホームレスの姿を見ているからからもしれないけども。日本は物乞い行為が一応法律で禁止されているからね。
私だって恵まれた環境ではあるけれど、日々ストレスを感じながら働いているのにそれで得たお金をなぜ渡さないといけないのか、すごく違和感を感じてしまう。


ちなみにこの人はよく駅で見かける人。顔は隠しますが。

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駅のエスカレーターあがったところで、電動車椅子に乗ってスナック食べてタバコ吸いながら、お金をくれとずっと言っている。タバコ吸う金があるような人になぜ渡さなければいけないのかと疑問に思うが、見てるとそれなりの数の人が小銭や数ドルを渡している。

 

本当はもっと根本的な解決が望ましい。社会保障を充実させるとか、望まない妊娠をしないように教育するとかドラッグが簡単に手に入らないようにするとか、もっと仕事を始めるハードルを下げるとか。


そんなこと言っても、もしかしたら目の前にいる人は今日飢えて亡くなるのかもしれなくて、毎日おまえはどうするんだと喉元に刃物を突きつけられているような気分だ。でも答えは出ない。